(1)国際的に標準薬とされている薬のみ、採用薬とします。
エビデンス(医学的な根拠)に基づき、古いタイプの薬は、原則的に採用せず、うつ病にはSSRIやSNRIを、統合失調症にはSDA・MARTA・DSSなど新しいタイプの薬を採用薬とします。
(2)国際的に標準とされている薬物療法を行います。
1.1つの薬(単剤)の適切な量(至適用量)での薬物治療を行います。日本では、多剤併用大量投与(多くの種類の薬を、必要以上に投与する)がよく見られますが、多剤併用では、個々の薬の効果と副作用の確認が出来ない等の問題があるため、原則的に1つの薬かつ適切な量による薬物治療を行います。
2.安定剤(抗不安薬)は、可能な限り短期間の投与を原則とします。日本では、安定剤(抗不安薬)の漫然とした長期投与が、一般的ですが、副作用として依存性や注意力の低下などのエビデンス(医学的な根拠)があるために、より短期間の投与を原則として、常に必要かどうかを検討します。
(3)チーム医療による包括的な医療を行います。
カウンセリング:臨床心理士との定期的な面接を通じて、心の不安や悩みを和らげる心理的サポートや助言を行います。
(4)調剤薬局との連携により、質の高い薬剤情報を提供します。
向精神薬を服用される患者様は、一般的に副作用のことを考えて服用することに対する強い不安感があります。その解消のために、単なる形式的な医薬分業ではなく、調剤薬局との合同勉強会やミーティングを通じて、より詳細で迅速な薬剤情報を提供します。
(5)地域医療に貢献するために、精神保健福祉相談や職場におけるメンタルヘルス相談など相談業務を積極的に行います。
1.精神保健福祉相談:心の健康に関する様々な問題(病気かどうかわからない・専門的な医療機関はどこにあるか・どう対応すべきかわからないなど)についての相談・・・主に家族を対象とした相談業務を行います。
2.職場におけるメンタルヘルス相談:従業員のメンタルヘルスの様々な問題(心の病気に関する知識や情報、休業や職場復帰、職場での人間関係など)についての相談・・・主に企業の産業医・人事担当者・衛生管理者などを対象とした相談業務を行います。
(6)心の病気を理解していただくための啓発活動に積極的に参加します。
心の病気に対する誤解や偏見は、依然として存在しています。その解消のため、講演会やセミナー、ホームページなどを通じて、知多地域の皆様に心の病気を理解していただくための社会的な活動に寄与します。
心療内科,神経科,精神科
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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〇 | 〇 | 〇 | / | 〇 | 〇 | / |
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〇 | 〇 | 〇 | / | 〇 | ◎ | / |
◎…土曜日は午後13:30~16:00までの診療です。
最終の診療受付時間は診療時間終了の30分前です。
【休診日】
木曜・日曜・祝日
【診察室】 |
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【処置室1】 |
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【診療内容】
うつ状態・うつ病、統合失調症、睡眠障害(不眠症・過眠症)、パニック障害、対人緊張・対人恐怖症、ノイローゼ(神経症)、適応障害、全般性不安障害、強迫性障害、ストレス関連疾患、心身症、歯科領域における心身症、自律神経失調症、更年期障害、摂食障害(拒食・過食)、物忘れ(認知症)、不登校や引きこもり、アルコール依存症、その他